エスカロップ
エスカロップは、略してエスカとも呼ばれる根室市の地方料理である。
炒めたライスの上にトンカツを載せ、ドミグラスソースをかけたもの。通常、皿の端にサラダを添える。ケチャップライスを用いる赤エスカと、バターライスを用いる白エスカがあり、現在は白エスカが主流。白エスカのバターライスには微塵切りの筍が入っている。
1963年頃、根室市の洋食店「モンブラン」のシェフが考案し、短期間のうちに根室市内で普及した。「エスカロップ」の語源はフランス語の「エスカロープ」escalope(肉の薄切り)である。語源の意味の通りエスカロップのトンカツには、ドイツなどのシュニッツェルに類似して、比較的薄切りの豚肉が用いられる。
考案当初は、仔牛肉を使ったビフカツをナポリタンスパゲッティの上に載せてドミグラスソースをかけていた。だが牛肉は高価なため、やがてトンカツを用いるようになり、スパゲティはケチャップライスに変わった。これが「赤エスカロップ」の原型である。その後赤エスカを元に白エスカが出現した。
根室市での知名度・普及度は非常に高い。市内では食事メニューとして供する喫茶店が多く、コンビニエンスストアでも「エスカ弁当」が売られており、夕食メニューにエスカロップを出す宿泊施設もある。しかし、根室市及び根室支庁管内の地域以外ではほとんど見られないメニューである。北海道内でも、2005年にセブンイレブンが期間限定商品としてエスカロップを販売したが、それほど売り上げは伸びなかった。
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